萌道～萌えたら負けだと…（ｒｙ～

【危険信号一歩手前】　キュカズ　[小説（16禁）] [編集]

相変わらずお元気です、依真です。
ネタは沢山あるのに何でこんなに出てこないんだろう。

さて。
今回はキュカズで16禁（ﾔｯﾎｰｲ
別にやってるわけではないんですが結構お下品（笑い）なので16禁。
この続きは書く気あんまりない（笑
葉月さんを裏切る行為ですね!!ね!!
貴女は書かなきゃ駄目ですから!!（強制

大丈夫な方だけどうぞー

【危険信号一歩手前】　キュカズ

情事の後、いつもカズはそのまま気を失ってしまう事が多かった。
流石に精液で汚れたまま寝かせるのはどうかと理性が勝って、いつも濡れたタオルで身体を
拭いてやってからキューマもベットへ潜り込む。
ふと、今日カズがぼそりと呟いた言葉を思い出した。

（お前とヤッた次の日はいつも気持ち悪い）

何が、とは特にキューマも訊かなかった。
訊いても訊かなくても同じ結果だから、そんな要らない手間は省いて
さっさと可愛い恋人の中を自分で一杯にしてやりたかった。
男として当然（？）の気持ちではある。
細い身体に手を回す。丁度右手が知りの部分に当たって、キューマは手が濡れたのを感じた。

「？」

見れば、自分がカズの中に放った欲望が零れ出している。
身体を拭いてやるとは言え、キューマもここまでは許容範囲に入れて居なかったし、
避妊用具を必要としていない男同士だからこそ当然の結果と言えば結果なのだが。
そこでやっと、キューマはカズの言葉の裏側を理解した。

（気持ち悪いって、こっちの事か）

確かに目覚めて自分の尻がベタベタだったら誰だって嫌だろうし、それにいつだったか村の男共の話を
耳にした事がある。「男同士は中出しすると腹を壊す」と。
そう言えばカズは、朝絶対トイレ行くなぁー･･･。なーんてキューマはぼんやり考えていた。

「辛いのかな･･･?やっぱり」

元々受け入れるべき場所ではない部分を使っているのだから負担は当然大きかろう。
男に抱かれると言ったプライドの問題だってあっただろうに。
それでもカズは自分を受け入れてくれたのだと言う喜びがキューマの胸にはあった。
規則正しい寝息。普段は釣りあがっている目が閉じられているせいか、寝顔は普段より幾分か幼い様に見える。
こんな彼が好きだからこそ、自分なりに努力はしているのだ。
けれど今更避妊用具なんて付けたくもないしな、なんて不謹慎に思う。

「･･･ん」

いつもは気を失ったまま眠ってしまうカズが珍しく目を開けた。
天井を見上げて考え事をしているキューマは気付いていない。

「キューマ」

か細い声でカズが呼ぶ。
散々鳴かされたせいか、その声は掠れていた。

「起きたの?」
「ん･･･」

ダルそうな身体を無理やりカズが起こす。
何事かとキューマは思ったが、カズがそのまま何処かへ行こうとしてベットから落ちかけた。
慌ててキューマがその身体を抱き止める。

「どうしたんだい?」
「･･････」
「？」
「･･･気持ち悪い･･･」

あぁ、とキューマは頷いた。
抱き止めた体制からカズを抱きかかえて（それもお姫様抱っこだった）、脱衣所へ向かう。

「先にトイレ行く?」
「･･･ん･･･」
「手伝ってあげようか。色々と」
「･･･いっぺん死んで来い」

その目があまりにも怖かったのでキューマは苦笑いを零す。
手洗い場の前でカズを下ろすと、白い液体が一筋、カズの肌を伝った。

「･･････」

ぞくり、と体全体に血の気が沸き立つのを感じる。

だめだ。

頭では理解していた。
けれど、身体がそうも行かない。

ドアノブに手を掛けたカズを覆うようにドアに手を添える。

「･･･?キュー･･･」

呼ばれた名前はキスと共に、吸い込まれて行った･･･。